産業廃棄物収集運搬業のご相談の中で、
「軽トラックやダンプなどの車両は保有していないが、ハイエースやキャラバンのようなバン型車両でも許可は取得できるのか」、また「バン型車両の場合、どのような産業廃棄物を運搬できるのか」
といったお問い合わせをよくいただきます。
結論から言うと、バン型車両であっても収集運搬業の許可を取得することは可能です。
ただし、車両の構造上、許可申請時に一定の注意点があります。
本コラムでは、バン型車両で収集運搬業の許可を取得する際の注意点や、実務上よくあるポイントについて、分かりやすく解説します。
許可取得は可能
バン型の車両であっても、軽トラックやダンプと同様に、収集運搬業の許可を取得することは可能です。
「バン型だから許可が取れない」ということはありません。
許可申請にあたって提出する車両関係の資料についても、基本的な考え方は同じで、
✅自動車検査証記録事項
✅車両の写真(前方・側面)
といった資料を提出することになります。
他の車両と同様に、適切な資料を整えることで申請が可能です。
運搬可能な産業廃棄物の種類
では、バン型の車両ではどのような産業廃棄物を運搬することができるのでしょうか。
バン型車両で注意が必要なのは、軽トラックやダンプと異なり、「直積み」ができないという点です。
例えば、軽トラックの場合、
石綿含有産業廃棄物を含まない木くずや金属くずであれば、直積みでの運搬が可能です。
一方で、バン型車両は廃棄物をそのまま積載することはできず、必ず容器を使用して運搬する必要があります。
使用できる容器の一例
バン型車両で使用される容器には、次のようなものがあります。
※以下はあくまで一例です。
✅建設系廃棄物
(廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類 など)
→ フレコンバッグを使用することで、幅広い品目の運搬が可能です。
また、石綿含有産業廃棄物を「含む」で申請する場合でも、運搬可能です。
✅汚泥・廃油など
→ 蓋付きオープンドラム缶などの密閉容器を使用して運搬します。
✅廃酸・廃アルカリ
→ 耐薬品性のあるプラスチック製容器(ポリ缶等)を使用して運搬します。
このように、バン型車両であっても、廃棄物の性状に応じた適切な容器を用意することで、軽トラックやダンプと同様に産業廃棄物を運搬することが可能です。
よくある質問
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